1年前の研修で、測定器がない場合、どう評価するか?というプログラムを実施しました。
これが前回のブログです。 → https://evolvingbook.com/2018/05/26/measurement/
今年も楽しみにしていました。どんな斬新なアイデアが出るか? 課題も少し増やしました。 研修生も、いろいろ知恵を絞ってくれます。 さすがにホワイトボードの天秤は出てきませんでしたが、衝撃試験機モドキやフォースゲージもどきのような測定装置を工夫して作製しておりました。 水が入ったペットボトル、パソコン本体やキーボード、変わったところでは椅子まで「重り」代わりに用いていました。 最近はネットで調べると、これらの重さがわかるのですね。 このフォースゲージもどきは結構、実際の測定値に近い値を出していたので、「いいね」と褒めておきました。 既に存在する測定器を使用する際には、測りたいものの本質を考えなかったり、測定原理まで理解することをしないかもしれません。 今回は、便利な測定器がない分、いろいろ考えることが多いと思います。 測定したい物理量がはたしてどのくらいの力なのか、ペットボトル程なのか、椅子の重量程なのかが実感できる方が良いと思いませんか? 衝撃試験機のベースを段ボールで作成していたチームは、力を吸収してしまう問題点に途中で気が付いて修正していました。
ものを開発するには、それを評価する技術は重要です。 品質工学でも評価法設定には時間をかけます。