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シートンから学ぶこと

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オンライン研修は疲れますね。ブログのネタを探しているうちに居眠りをしてしまいました。本日は「シートン」(著者:今泉吉晴 発行所:福音館書店)を紹介します。まだ半分強読み終えたところですが、シートンの人柄が少しわかってきました。「簡単な野外料理あれこれ」で紹介した「シートンロースター」は、シートンが先住民から得た知恵を基にした焼肉料理法法です。シートンはイギリス出身で、家族でアメリカに移住後、最初は画家を目指し、その後はナチュラリスト・作家・学者として成功していきます。画家を目指すぐらいですので、著作物の挿絵は緻密に描かれています。当時最先端のコマ撮りの写真より、馬の脚の動きを忠実に描いています。 ナチュラリストなので、実際の動物を間近でじっくりと観察しているのです。著作物が売れるようになると、あちこちで講演を依頼されるようになるのですが、動物の鳴き声を真似して臨場感を醸し出しています。次のサイトに音源があります。

講演の音源 → http://etsetoninstitute.org/seton-in-his-own-voice/

The Elk's Battle」を聴いてみてください。オオカミ?らしい鳴き声が聞こえます。シートン本人の音声です。貴重ですね。

カラスを題材にした「シルバースポット」では、カラスの鳴き声を五線に書いています。

シルバースポットより → https://todayinsci.com/S/Seton_Ernest/SetonErnest-Silverspot.htm

五線譜に鳴き声を書く発想も素晴らしいですね。 シートンが先輩ナチュラリストからアドバイスされたことは、「日記をつける」ことだそうです。人間は忘れっぽい動物なので、メモすることで知識が蓄積されていく効果があります。最近、「メモの魔力」「すごいメモ」などの本がベストセラーになっています。研修でPM分析という手法を教えていますが、これもメモの一つです。最近は、スマホなどで調べれば答えが直ぐ得られるので、メモやノートをとらない人が増えていますが、騙されたと思ってメモを心がけてください。絶対に効果が出て来ます。

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