お薦めの本 トピックス

たまにはこんな本でも

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うちのネコ、ボクの目玉を食べちゃうの?」(著者:ケイトンリン・ドーティー 発行所:化学同人)を紹介します。図書館の新刊本コーナーにあり、借りるのを少し躊躇しました。タイトルのインパクトが大きいので。彼女は葬儀屋なので、数々の死体に関わって来ているのみならず「死の専門家」として、YouTubeで数々の質問に答えています。この本は、子供から大人までの質問に答えた回答がまとめられています。 私たちは死と向き合うのを避けていますが、彼女は客観的に死を捉えており、私たちに教えてくれます。ユーモアもあります。例えば、死ぬ前にポップコーンのタネを一袋飲み込んだら、火葬の時にどうなるの?という質問にも回答しています。 興味があれば、読んでみてください。 YouTubeで「ask a mortician」を検索するとたくさんヒットします。結構、人気があるようですので、覗いてみたら、ユーモアセンスがあり、とにかく明るいのです。

ask a morticianの動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=6TSFX-hFgIk

火葬の際にペースメーカーがあると爆発して炉を傷めてしまうので、予め除いておくようです。 日本の火葬では、二人一組で箸で骨を持って骨壺に入れていく習慣がありますが、訪米の火葬後は、骨を粉々にして骨壺に入れるようですね。

仏様が合掌している姿に似ている骨が、喉仏(のどぼとけ)だとばかり思っていたのですが、この骨は脊椎にある「軸椎」(赤矢印)と呼ばれる部位だそうです。喉仏は軟骨なので、火葬すると粉々になってしまうようです。そう言えば、喉仏が小さい女性でも合掌した骨が火葬後にありました。

この本の最初に「何歳であろうと、いつかは死体になる運命のみなさんへ」と書かれています。 たまには、こんな本を読んでみるのもよいのかもしれません。

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