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微生物のコミュニケーション法は?

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微生物コミュニケーションをとっているのでしょうか?

資料をご覧ください → 微生物コミュニケーション

p.1 「眠くならない数学の本」の資料で以前説明した粘菌の話です。左図は、円周上にある「フェルマー点」を結ぶ最短経路を示しています。シャボン液に輪を入れた時にこのような模様ができますね。 右図は、関東圏にある駅の位置に粘菌の好きなを置いておくと粘菌の菌糸が伸びていき最短経路が出来上がるそうです。この経路は関東の鉄道網に一致しているそうです。 粘菌はどのようにしてコミュニケーションをとっているのでしょうか?

次の動画をご覧ください。 微生物のコミュニケーションに関する講義です。

TEDはこちら → https://www.youtube.com/watch?v=TVfmUfr8VPA

微生物は自分の種族で使用する言語他の種族の言語を感知できるようです。AHL(N-アシル-L-ホモセリンラクトン)という化学物質を用いて自分以外の微生物とコミュニケーションをとっています。AHL一部は共通言語となっています。 左下のようにネズミに病原菌が侵入しても、直ぐには毒素を出しません。AHLを出すと菌の増殖が始まり毒素が放出されて、ネズミは死んでしまうのです。AHLのようなメッセージ物質を出し合ってコミュニケーションをとる方法をクォラムセンシングQuorum sensing )と呼びます。

言葉をしゃべれなくとも、コミュニケーションはとれるのです。明日は植物のコミュニケーションの話をします。

 

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