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AIには難しいスキル

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フェルミ推定」を「今地球上では何人の人が寝ているか? 推定は大胆に!」「ばらつきは気にしない」「ヒトは意外と省エネ?」で取り上げてきました。 今回、フェルミ推定の手順を復習しておきます。

資料はこちら → フェルミ推定その4

p.1 以前も取り上げた「世界中で今この瞬間トイレにいる人は何人?」という問題を解く手順をにしてみました。 最低限必要な数値データ世界の総人口です。次は、「人間の体の機能は同じだから、自分のデータを代表値として使用」と仮定します。体重差とか便秘の人とかは気にしません。次は、物事を要素に分けます。この分ける操作は2通りあり、1つ目「×」演算子で書けるもので因数分解可能な要素です。例えば、所要時間×回数×人数×日数などのような要素です。2つ目「+」は、(野菜の売上額)(肉の売上額)(冷凍食品の売上額)などのように分類される要素です。 今回の例では、1回のトイレ所要時間を3分とし、回数を3回としています。3×3=9回ですが、計算し易いように10分にしてしまいます。今回の比較は。仮定と重複しますが、他の人たちも自分と同じトイレ所要時間であるとしています。 この比較では、基準を決めてそれより大きい場合は、〇倍、小さい場合は〇分の1の係数を掛けて計算します。

p.2 「日本に猫は何匹いますか」という問題についても、表に記載しました。前提は、個人所有のみとします。 ペットショップや野良猫などは無視します。 分解のところで、個人(世帯)が所有している猫の数=世帯数(a)×所有率(b)×1世帯当りの平均所有数(c)としましたので、(a)、(b)及び(c)について各々仮定していきます。(a)少子核家族ということで、1世帯3名として世帯数を仮定します。(b)所有率は直感です。(c)猫好きの人は何匹も飼っていますが、大部分は1匹とします。以上を計算式に入れれば、計算できます。

フェルミ推定は、如何に大胆に仮定できるかにかかっていると思います。AIには、このフェルミ推定のような思考プロセスは不可能です。 我々は、AIには真似できない思考プロセスに磨きをかけていきましょう。

フェルミ推定の例題は、Webサイトでいくらでも出てきます。検索してみてください。

例えば → https://reashu.com/fermisuitei/

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