「奇想天外な目と光のはなし」(著者:入倉隆 発行所:雷鳥社)を読み始めて、私にとって新しい知見をWebサイトを用いて調べて、補足した資料をまとめました。
資料はこちら → 眼
p.1 5億年ほど前の三葉虫が最古の眼を有した生物のようです。トンボの複眼のような眼であったようです。現在の生物の眼は、クモ等の単眼、トンボやハエ等の複眼、そしてヒトを始めとする動物のカメラ眼に分類されます。クモは複数の単眼を持っています。複眼も単眼も網膜の細胞数は少ないので、分解能が悪く明暗はわかりますが、視力は悪いようです。ただし、明暗の変化についてはヒトより感知能力は高いので、捕まえようとしても直ぐ逃げてしまうのです。
p.2 ホタテ貝に眼があることを知っていましたか? 2つの動画を見つけましたので、ご覧ください。グアニンというタンパク質は結晶性なので、ミラーとなり、反射望遠鏡のように入射光を焦点に集光します。この焦点に網膜があります。水晶体のようなレンズを用いないので、色差が生じないようです。 ハップル反射望遠鏡と同じ構造をホタテ貝が持っているなんて面白いですね。 そう言えば、「進化しても変更できない不具合」で取り上げたように、人間の眼も反射望遠鏡の構造に似ていました。
ホタテ貝の眼 その1 → https://www.youtube.com/watch?v=guoDlHMtyUw
ホタテ貝の眼 その2 → https://www.youtube.com/watch?v=bbNfV2zoodU