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電波が氾濫する時代のリスクは?

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傘ラジオ」や周波数の話をしました。 最近はAMラジオよりもFMラジオ、テレビも地上波より衛星放送を視聴する機会が増えたと思います。それぞれ長所・短所があります。資料をご覧ください。 → 電磁波

p.1 AMラジオの波の波長は1km~100mFMラジオは10m~1mです。AMラジオはp.2右上のように山のような障害物があっても回り込んで電波が届きますが、波長が短かく直進性が高いFM波は障害物で遮断されてしまいます。カーラジオを聴いていて、山間部に入るとFM放送が入り難くなるのはその理由です。最近はFMの基地局があちらこちらにできてきたお陰で、雑音が入り難いFM放送局が好まれるようになりました。テレビも障害物の影響を受けない衛星放送が発展してきました。テレビの地上波も、波長が長いVHFと短いUHFがあります。UHFのアンテナの方がVHFのアンテナより小さいですが、放送局の方に向けないと上手く受信できません(指向性があります)。

p.2 波長周波数の関係です。 富士川を境界にして、の電力の周波数は50Hz西60Hzですね。明治時代に入れた発電機の周波数が関東と関西で違うためです。関東がドイツ製、関西がアメリカ製のようです。 光も電磁波の仲間です。

p.3 FM波の波長が1mだとすると、1秒間に3億回振動している計算になります。

p.4 「メガ」「ギガ」「テラ」という接頭語が良く出てきますので、右側に載せておきました。 昔は「キロキロヘクトデカけたメートルデシに追われてセンチミリミリ」という語呂合わせで覚えましたが、最近は「k(キロ)」以上が増えてきたので、新しい語呂合わせが必要ですね。

もしもしかめよ」で覚える動画見つけました。 → https://www.youtube.com/watch?v=3himn5FLq5k 

パソコンの容量の場合は「Hz」の代わりに「バイト」にすれば同じ要領で使えます。「メガ」→「ギガ」→「テラ」と千倍ずつ大きくなっていきます。 振動数が高くなるとエネルギーが高くなりますので、人体に与えるダメージも大きくなります。

我々は、スマートフォンカーナビなどの電波で氾濫している中で生活しています。個々の出力自体は弱いのかもしれませんが、リスクはないのでしょうか?

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