「終わりがない〇のメタファー?」「メタファー理解できますか?」で「メタファー」を取り上げました。本日は、「視覚的メタファ」について取り上げます。「メタファー」は「暗喩、隠喩」という意味でしたね。例を見た方が早いので、集めてみました。
資料はこちら → 視覚的メタファ
p.1 パソコンのディスクトップ上にアイコンが並んでいると思いますが、これも一種の「視覚的メタファー」です。アップル社は、iMacをひまわりに喩えたCMをしています。右側は、「Visual Metaphor」で検索してヒットしたものです。海外の方が素材は多いようです。電球の形のビールジョッキ―で「Light Beer」とは考えましたね。地球が融けるアイスクリームは、現代社会を風刺したものでしょうか? タバコの影が十字架というのは、肺がんで死を暗示しています。目覚まし時計の代わりにサボテンは寝起きが悪い方に効果が持てます。 拡声器は、騒がしいことを皮肉っています。 砂時計は、「時は金なり」をそのまま表しています。 欧米人の発想はウィットに富んでいて面白いですね。
p.2 日本では古くから美術にメタファがありました。先日紹介した、「風神・雷神」は雷や風の驚異を鬼に喩えています。ヤマタノオロチやドラゴンは河川の氾濫を喩えているようです。 百鬼や妖怪は、怖いもの、感染病あるいは自然災害をイメージしたものですね。 アマビエもそうかな。 日本人の想像力も大したものです。
皆さんも、視覚的なメタファをデザインしてみると発想力が豊かになるかもしれません。