認知に関する話は何度か取り上げてきました。今回、種々の観点でまとめられた「認知科学」(著者:北原義典 発行所:講談社)を紹介します。資料をご覧ください。
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p.1~2 問題を解いてみてください。問題3は、どう感じるかだけで結構です。これは以前のブログでも紹介したかもしれません。
p.3 問題1は、赤字の部分が逆転していますが、気が付きましたでしょうか?問題2は字の周りに線があるように認識されています。
p.4 問題4の信号機はいつも見ていますが、案外記憶していないものです。問題5は何も情報がないと当てはまる漢字を入れることが難しいですが、「先日の大地震では~」という話を聞いた後では容易に思い浮かべられます。問題6や7などのように情報が複数あると処理時間がかかったり、間違いが多くなりますね。
p.5 認知はトップダウンとボトムアップの処理が連動して起きるようです。頭の中の知識と目や耳からの情報を基に処理します。例えば、「ごはん かべる」と耳で聞いても頭で「ごはん たべる」と認識します。 話は脱線します。 以前、英語の「リエゾン」の話題を取り上げました。米国人の英語は、単語を繋げて発音するので聞き取り難いという話です。ネイティブ英語を何度も聞いて知識としないと耳からの音を聞くだけでは聞き取れない(認知できない)ということだろうと思います。何度も繰り返し聞いて覚える必要がありそうです。 リエゾンの話題は、「なぜネイティブの英語は聞き取れないの?」でした。