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繰り返しの効果

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昨日の「認知バイアス ここに潜む不思議な働き」(著者:鈴木宏昭 発行所:講談社)からトピックを紹介します。 先ず図をご覧ください。

資料はこちら → バイアス

米国のデータです。 横軸が実際の頻度、縦軸が推定値です。実際と予想が同じであれば、直線になるはずです。いろいろな事象をプロットすると放物線のような曲線となります。 これを見て何が言えるか? ボツリヌス菌のような稀な事象は実際の頻度より過大評価し、心臓疾患のように起き得る頻度が高いものは過少評価する傾向となっています。 メディアは稀な事件を繰り返し過剰報道するために、リハーサル効果(刷り込み)が多くなり、リスクが高いという記憶が定着し、想起が容易になり誤った信念が形成します。これを確証バイアスと呼びます。 トランプ大統領が「あれはフェイクニュースだ」「郵便投票は不正だ」などなど繰り返しつぶやいていることは、このリハーサル効果を利用した悪質な心理的な選挙戦術ですね。 SNSが流行っている現代、悪い情報に惑わされないようにしないといけないと思います。 リハーサル効果は悪いことばかりでなく、上手く利用すると記憶を高めることが可能です。右図が、記憶する提示順序再生率の関係を示しています。提示の最初と最後をよく記憶していることを示しています。英単語を覚える時に、最初の方をよく覚えている経験があると思います。覚える順番を変えないといけないですね。

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