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新QC7つ道具は役に立つ?

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先週、親和度を数値化する数量化という手法を説明しました。本日は、QC検定に登場する「新QC7つ道具」の中にも関連付ける手法がありましたので、紹介します。 今まで「QC7つ道具」の内容は時折取り上げてきましたが、新QC7つ道具は、私自身もあまり利用したことがなかったので、取り上げてきませんでした。ものづくりの上流で品質を考慮すべきというQMS(Quality management System)の視点に基づいた有意義な手法なのかもしれませんが、個人的には面白みは感じられませんでした。 業務の中で、皆さんも既に使われている手法があると思います。 とりあえず、資料にまとめてみました。

資料はこちら → 新QC7つ道具

p.1 このページに7つの方法を並べてみました。QC7つ道具は数値を用いたデータ処理法でしたが、新QC7つ道具は、黄色の塗り潰し部分の表現「言語情報や文字情報により問題の方向性を見出す手法」に集約されます。 情報をマトリックス線図で関係づけして方向性を見出す手法なのです。

p.2 7つ道具の用途を一覧表にしました。

p.3 「親和図法」です。左が一般的な説明右側がPCあるいはスマホを事例に記載しました。特に説明は不要ですね。

p.4 「連関図」です。これも左が一般的な説明。右が事例です。QC7つ道具に登場する特性要因図は、原因究明のためのなぜなぜ分析ですが、この連関図に似ています。この方法は、矢印のように原因同士が関係していることもチェックする点が異なります。

p.5 目的と手段が連鎖していきます。 手段を目的に置き換え、その目的を達成するための手段を考えていきます。 このようにすることで、真に実施しなければいけない手段が見つかります。

p.6 業務計画を立案する際に、このようにクリティカルパスを明らかにしておく必要があると思います。失敗した場合のルートも必要です。

p.7 「マトリックス図法」は見ればわかりますね。◎、〇、△などの軽重をつけておくことが必要です。

p.8 PDPC (Process Decision Program Chart) 法の一般的な図が上、下が新商品開発する場合の図です。アローダイヤグラムと似ています。次のステップに行くための判断基準を明らかにします。

p.9 「マトリックスデータ解析法」は、多変量解析や主成分分析のようにデータを用いて傾向や方向性を見出す手法です。

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