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毎年同じことできる幸せ

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昨日網目の話をしましたが、今日は更に小さな孔(あな)を有するろ過フィルターについて話をします。水を浄化したり医薬品を製造する際には、異物除去の他に微生物を除去する必要があります。ろ過する対象に応じて孔径(ポアサイズ)を変える必要がありますね。微生物を除去しようとすると、どのくらいの孔径が必要でしょうか? 資料をご覧ください。

資料はこちら → フィルター

p.1 左上が細菌のサイズです。 一般的に、微生物をろ過するフィルターの孔径は0.22μmです。 この孔径と微生物のサイズの相対的な比較を下に絵にしました。真中の緑色の円が0.22μmです。らせん菌、桿菌及び球菌は通過できないことがわかります。カビ(真菌)はもっと大きいので、通過できません。ウィルスは0.22μmより小さいので、除去は困難です。 微生物の中には、0.22μmは完全にシャットアウトできないのです。例えば、らせん菌の中には一番小さい短径が0.2μmの菌がおり、通過の可能性があります。

p.2 微生物をろ過するフィルターメーカーは、種々の材質構造で工夫しています。 上の図は、ランダムな網目構造で、ろ過の注入側の孔径を大きく、徐々に孔径を小さくする傾斜勾配にしています。 最初に大きな異物を除去することで、ろ過の圧力損失を抑えています。 この膜は0.22μmの穴が開いているわけではなく、右の写真のように構造になっており、0.22μmの微生物が透過できない膜なのです。網目のどこかで微生物がトラップされてしまうのです。前ページのらせん菌は、単なる孔であれば通過してしまいますが、このような網目構造であれば、菌の長径方向で引っかかるのです。 下のニュークリポアという膜は、「トラックエッチ」というサイクロトロン重イオンビームα線を照射させた後、ケミカルエッチングで穴を開けるので、μmオーダーの真円が貫通しています。サイズは、0.05~12μmぐらいの孔径を可変できるそうです。材質は、ポリカーボネート、PETポリイミドです。

本日(この時点で零時を過ぎましたので、正確には昨日)は、網戸の張替えの残りと雨の中での餅つきをやり、夕食後は年末恒例の映画のDVDを見ていたので、ブログ書き出しが21時過ぎ、書いている最中にうたた寝してしまいました。 餅米を蒸かす蒸籠(せいろ)は、昨年のブログ「竈、蒸籠、簀の子、熾火 読めますか?」に書いてあります。 30年以上餅つきしていますが、雨に降られたのは初めてです。 ボーイスカウトで覚えたブルーシートで予め竈の上に屋根を作っておいたので、濡れずにできました。 昨年のブログの最後を読むと、昨年もうたた寝して投稿は零時を回ったようです。進歩がないですね。ただ、先ほど見た映画「日日是好日」でお茶の先生(樹木希林)が言っていました。「毎年同じことができるのが幸せ

 

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