先のブログで紹介した「直感でわかる数学」の内容をまとめていたら途中で寝てしまいました。なので、昨日の投稿はお休みでした。 この本は難しい式が出てこないので、是非読んでみてください。虚数とか複素数という言葉を聞くとよくわからないという方がおられると思ます。三角関数は嫌な思い出がある方がいるかもしれません。そんな方、読んでみてください。少しは、理解が深まるかもしれません。 私は、イメージすることが大事だと思っています。難しい式でも絵に描ければ理解に繋がります。
資料はこちら → 直観でわかる数学
私はp.7にある「虎の屏風絵」のイラストが気に入りました。 実際の本のイラストを真似して描いてみました。 虎の屏風絵は正面からしか見えません。真横、真上、背面から見えないのです。 我々は、物事を単純化するために圧縮して考えた方が便利なことが多いですが、実際はもっと違う形態をとっていることが多いのです。 複素平面とか虚軸からでないと、この虎が見えないかもしれないのです。 現実世界で見えている部分と、見えない世界があるということです。 脱線しますが、村上春樹 氏の「1Q84」という小説は読まれましたか? この小説でも2つの世界が出てきます。
こう考えると、p.5の「複素数は一種の圧縮ソフト」という話や、p.4の電流や電圧が複素数で表現される意味がわかってくる気がします。 p.5の螺旋の絵を見て、以前のブログ「宇宙は生命体か?」で紹介した「太陽系の公転」を思い出しました。 太陽の周りを惑星が公転している平面図と実際は螺旋に運動している立体的な図です。螺旋の方は時間軸があるのです。 平面図は圧縮して観ていることになります。 物事は、いろいろな方向から見ないと本質はわからないということですね。
「直感でわかる数学」は購入後、ざっと見て当時は期待外れで長らく書棚に埋もれていましたが、読み返してみると含蓄があります。 皆さん、「積読(つんどく)」という言葉聞いたことありますか? 文字通り、読まずに本を積み重ねておくことです。 積まれた本の中には、新たな発見があるかもしれません。