ネタが切れたので、久しぶりに頭の体操です。出典は「直観を裏切るデザイン・パズル」(著者:馬場雄二 発行所:講談社BLUE BACKS)からです。研修開始前に出題しているネタ本の一つです。まだ出題していない中から幾つか紹介します。金曜日ですから、頭の整理体操で柔らかくして休日に入りましょうね。問題、正解の順番になっています。直ぐ答えを見ないで考えてみてください。
問題はこちら → パズル
p.1 Q1は富士山の5合目はA~Dのうちどれか?という問題です。ただし、左右の位置は気にしないでください。実際の5合目は標高の中間ではないと思います。この問題の5合目は中間の高さという意味です。 脱線しますが、富士山の標高は3,776m、中間であれば1,888mですね。ところが登山ルートで5合目の標高は異なるのです。富士宮口:2,400m、吉田口:2,305m、須走口:1,960mそして御殿場口:1,440mです。富士宮口と御殿場口では約1,000mも標高差があるのです。 1合マスに米を入れて平らな所に米をこぼして山のような形にします。5回米をこぼした際の高さと10回こぼした高さを測定して、実際の標高と相似になる高さを5合目にすると勝手に思っていました。 ルートの距離の半分とする説や、米粒を落として1合マスが空になった時を1合目とする説などがあるようです。
Q2.東京スカイツリーの2枚の写真をご覧ください。AとBどちらが傾いていますか? という問題です。
p.2 上述の解答です。 5合目の正解はAです。BあるいはCのように思えませんか。 スカイツリーの傾斜は同じです。傾いている側が、傾斜がきついように錯覚します。上下に配置した場合、上のタワーの根本が太く見えるも錯覚です。 人間の目は比較する近くのものに影響され、だまされやすいのです。
p.3 これは問題ではありません。顔を動かしてみると、ハートの背後の木が動いているように見えませんか? この絵を作成するのに1時間もかかってしまいました。
p.4 Q3の上は同じ形に9分割していますが、8分割するにはどうするか?です。 Q4は2分割が描かれています。3分割、5分割・・無限に分割するのはどうするか? という問題です。 簡単過ぎますか?
p.5 答えは見ればわかりますね。あまり難しく考えないでください。どこか捻ってあると思わないで!! 素直な問題でした。難しいと思って考えるとなかなか正解が得られないことも、しばしばあります。