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子孫繁栄のため

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芽生える季節到来/ 足元に何が?」で紹介した「身近な雑草の愉快な生き方」の著者である稲垣栄洋氏は植物学者であると思っていたら、最近「生き物の死にざま」(著者:稲垣栄洋 発行所:草思社)という動物の話の本も書いていました。 この本を読むと、自然界の生物たちは子孫を残すための生殖を行うと死ぬようにプログラムされているケースが多いようです。サケが回遊して、生まれ故郷の川を遡り、難行苦行の後、産卵してその上に精子を撒くと直ぐ死んでしまうのは有名ですね。セミカゲロウもそうです。

ショッキングな事例としては、①ハサミムシの母親は、子供に自分の身を食べさせて死んでいく。②カマキリのオスは交尾中にメスに食われてしまうこともあるようです。子孫を残すために、親は自分の身を提供していくのです。

アンコウのオスの運命を知っていますか? 次の2つのWebsiteに動画があります。これも確実に子孫を残すための戦略です。これもショッキングな事実です。メスに同化して姿が消えてしまいます。

動画その1 → https://videotopics.yahoo.co.jp/video/news24/167077

動画その2 → https://style.nikkei.com/article/DGXMZO30797260S8A520C1000000/

哺乳類や特に人間の場合は、上述のような苛酷さはないですが、子供に対する保護力は強いものがありますね。

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