「呼吸の本」(著者:谷川俊太郎、加藤俊朗 発行:株式会社サンガ)の中に「気」の話が出てきます。「気」はエネルギーなんですね。部屋を暗くして、黒いカーテンのそばで手の指先をみると、ボーッとした「気」が見えるそうです。 最近、神社仏閣がパワースポットになっていますが、伊勢神宮には「気柱」が立っていて、これが見えるようになると自分の体の中にエネルギーの通り道(心柱)ができて健康になれるそうです。私はまだ試してみていませんが、①割り箸をくわえて、右の人差し指と親指で箸をはさみます。②人差し指に目の焦点を合わせた状態にする③そのまま割り箸の先端が2本に見える人差し指の位置を見つけます(この状態をオープン・フォーカスと呼ぶ)④オープンフォーカスの状態にすると「気柱」が見えるそうです。
桜の木の下に立って軽く目を閉じると「気」=エネルギーを感じるそうです。 春雪解けの季節に、木の根元を見てください。私も昨年初めて見たのですが、木の周りだけ丸く地面が見えているのです。植物も熱エネルギーを出しているのですね。
「気功」で病気を治すことができるという話があります。よく、偉い人は後光が射すと言いますが、人は微弱ではあるが光を出していると言われています。この光を検出するために、かなり前から光CT(Computed. Tomography)が研究されています。X線CT、ポジトロン断層法(PET)、MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)など医療分野では体外から電磁波を照射して、診断に用いていますが、光CTは、人間の体から発する微弱な光信号をCT技術で捉えようという技術です。人の細胞による光の散乱が大きいことが大きな課題で、実現するまではまだ時間がかかりそうです。 人間の体も素粒子でできているので、光がすり抜けることも可能な技術が出現するかもしれません。
関係するかどうかわかりませんが、米科学誌サイエンスに掲載された「極小サイズの「透明マント」開発成功」という記事があります。→http://www.afpbb.com/articles/-/3060727 「透明マント」と言えば、ドラえもんやハリーポッターがありますね。世の中ではいろいろ研究されているようです。→https://www.jstage.jst.go.jp/article/oubutsu/82/1/82_41/_pdf/-char/ja ノーベル賞で有名になったニュートリノは人間の体だけでなく地球もやすやすと通り抜けるようですので、ニュートリノを使った診断装置を将来開発されそうです。 既に「K2K実験」で、茨城県つくば市からニュートリノが発射され岐阜にあるカミオカンデで検出する実験が行われています。→ https://www2.kek.jp/ja/newskek/2005/julaug/k2k-5.html