「数と図形のパズル」(著者:Davit Wells 発行所:丸善出版)から面白い紙のパズルです。ご存知かもしれませんが、「あなたは名刺あるいはハガキを通り抜けられますか?」 以前「自分より小さいものをすり抜けられるか?」というブログの中で、1円玉の穴に10円を通してみる話をしました。今度は自分が名刺あるいはハガキを通り抜けるのです。 以前のブログ「数学 →「旅のラゴス」へ」の中で壁を通り抜ける芸人が出てくる「旅のラゴス」という本を紹介しました。 ご存知ない方は少し考えてみてください。ご存知の方は、名刺とハガキのどちらだったら通り抜けられそうですか? 実際にやってみました。どちらも可能です。さあ、どうしましょうか?
実際にやってみましょう。 → 名刺通り抜け
p.1 簡単な方から。ハガキの型紙です。 先ずは印刷してください。2枚ありますので、失敗してももう1回トライできます。下欄に手順を記載しました。真中で2つ折りにして赤い線上をハサミで切ってください。最後の緑線の部分を切ってください。左右の端まで切り落とさないようにご注意ください。
p.2 写真の左上から出発して矢印の順番に折って切ってください。④のところだけ注意して切れば、そんなに難しくありません。拡げたものが⑥の完成した写真です。ものさしが置いてあります。 外側がハガキから作製した直径約65cmの輪で、円とみなすと円周約205cmぐらいですので、お腹周りが100cmの方でも十分通り抜けられます。
p.3 名刺大の型紙です。作製の要領はハガキと同様です。 直径40cm、円周約125cmぐらいです。 何とか通り抜けられそうです。 通れない方は、減量しましょうね。
私は以前から、この方法は知っていたのですが、実際に実施したことはありませんでした。頭の中で、そうやればできるだろうと思っていたのです。ところが、本に記載された名刺大のものと同じものを作製してみたのですが、直径が小さすぎて頭しか通りませんでした。 著者が外国の方なので、外国の名刺は大きいのかな? と思ったりしました。結局は、線の数を倍にして大丈夫であることがわかりました。 頭でわかっていても、実際はちがうという経験は、皆さんもお持ちのことだと思います。 よく3現主義(現場、現物、現実)と言いますが、改めて現物を見てみる重要さを認識しました。