「ピタゴラスの定理」で有名なピタゴラスや、オイラーなど数学者は音楽にも通じていて、各々[ピタゴラス音律]や「オイラー音律」という音律を考案しています。 特に[ピタゴラス音律]は「純正律」とも呼ばれていて、「ハモリやすい」音程間隔になっています。 「宇宙の神秘、透明で澄んだ音」と言われています。 最初の弦の長さの3分の2、そのまた3分の2と短くしていくと「ド、ソ、レ、ラ、ミ、シ、#ファ、#ド、#ソ、#レ、#ラ、#ミ(ファ)、ド」と音程が高くなり12番目にドがきます。 このドは24セントほど音程が高いそうです。 そこで「ド」は同じ音に固定して、その間を12に分配した「平均律」という方法が編み出されました。 こんどは、一個一個の音に微妙なずれが生じるそうです。 なかなか上手くいかないものです。現代は、この「平均律」で演奏されることが多いです。バイオリンや吹奏楽器は微妙な音程のズレは修正できるので、周りの音を聞いて一番ハモるところにすればよいのですが、鍵盤楽器はそうもいかないですね。
純正律と平均律の違いはこちら → https://www.youtube.com/watch?v=yWVWyfzEdIA
上述以外にもいろいろな音律があったそうです。下記音源聞いてみてください。私には違いがわかりません。 心地良く聴ければ何でもいいか。
平均律と古典音律の違い → https://www.youtube.com/watch?v=FpRYWtDT4oA
ピタゴラス音律の「革命」です → https://www.youtube.com/watch?v=DcgAB7oVGmc
オイラー音律の「調子の良い鍛冶屋」です → https://www.youtube.com/watch?v=P-vKh9bP_XE
純正律の「見上げてごらん夜の星を」です → https://www.youtube.com/watch?v=LVAp5kxOg1I