「変化を嫌う人を動かす」(著者:ロレン・ノドグレン、ディヴィッド・ションタル)は、タメになる本でした。自分や周囲に変革を求めるための方法が書かれていますので、是非一読することをお勧めします。こういう言い方はダメですね。「もっとスキルアップしたいですね?」「幸せな生活を送りたいですね?」という質問をした方が良いのでした。 アルコール依存者に対してカウンセラする際、「1から10までの物差しがあり、10はキッパリと禁酒、1は酒浸りの生活を送るとします。あなたは、この物差しのどの位置にいるでしょうか?」と質問するようです。アルコール依存者は、ほとんど「2」と「4」の間を選ぶそうです。次は「どうして1を選ばないのですか?」と質問します。断酒に同意する理由をアルコール依存者本人に考え出させる質問で、自分自身を説得させることになるようです。自ら断酒を納得しないと断酒できないようです。 自己説得を導く質問は大事ですね。
イノベーションする場合の「抵抗」を分析するツールが上述の著書のホームページにありますので、紹介します。ホームページ内のツールを選ぶとその中に「抵抗レポート」があります。英語ですが、訳して利用してみてください。このシートを用いてメンバーで議論するプロセスが重要だそうです。原文は「Friction Report」となっています。直訳すると「摩擦レポート」ですね。
ツール → https://www.humanelementbook.com/tools
抵抗レポート → https://www.humanelementbook.com/_files/ugd/786574_b2c252c954ca488d9a20185328da7447.pdf