健康診断でメタボリックシンドロームと診断された方はおられますか? 血圧が高く、再検査を勧められた方はいますか? 一般的に、家で測定した血圧よりも、検診や病院で測定すると高めの数値になることが知られています。緊張するからでしょうね。「数字のウソを見破る」(著者:中原英臣、佐川峻 発行所:PHP研究所)を紹介します。どうも日本の診断基準は、世界の基準よりも厳しめに設定されているようです。例えば、男性の腹囲は85cm以上、女性は90cm以上がメタボと診断されます。体格の大きい男性の方が基準値が低いのはおかしいのではないかと述べています。医学博士と科学評論家の著者等が、以下の目次の内容で数字の妥当性について説明しています。興味がある方は、読んでみてください。
目次
▼【第一章】医療と健康の数字医療と健康の数字
●!?メタボリックシンドロームの判定基準はおかしい
●!?コレステロールの正常値に根拠はない
●!?日本人は無駄ながん検診ばかり受けている
●!?脳ドックは脳外科医のためのもの!?
●!?治療効果を誇張するトリック
●!?「食品成分表」はどこまで信頼できるか
●!?医師国家試験合格率のウソ
●!?失政が起こした医師不足と看護師不足
●!?病院で生まれて病院で死ぬ時代
▼【第2章】社会と経済の数字社会と経済の数字
●!?天気予報は本当に当たっているのか?
●!?意味のないテレビの視聴率競争
●!?製造年月日が消費期限・賞味期限に変わった理由
●!?民営化で郵便局のお客様が減った?
●!?「最近、暑くなっているように思う」のは地球温暖化ではない
●!?値下がりした株を買い増してしまう罠
●!?失業率・求人倍率は実態を反映していない
●!?女性の就労率は戦前のほうが高かった
●!?少子化対策に必要なのは「子ども手当て」よりも保育の充実
●!?婚外子が少子化問題を解決する
●!?平均寿命は重要でない