トピックス 仕事の進め方

内からが大事

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過去ブログ「イノベーションを引き出す環境」の「ろうそくの問題」は解けましたか? TEDの動画を見られた方は、解答を見たと思いますが、皆さんに見て欲しいのは、その先にあります。 動画はいろいろなバージョンがあります。お好きなバージョンで見てください。

日本語が表示されるバージョン → https://www.youtube.com/watch?v=YcJJYQB0mY0&t=244s

英語が表示されるバージョン → https://www.youtube.com/watch?v=owqP869PD0Y

英語、日本語両方表示バージョン → https://digitalcast.jp/v/14577/ 反時計回りのアイコンをクリックするとリピートします。

見て欲しい箇所

ろうそく問題(上図)は、その続きがあります。インセンティブ(動機付け)を与えたチームが、そうでないチームより3分半遅いという実験結果が得られたのです。ビジネスの世界で行われてきた「If-Then」方式これをしたらこれが貰える」というやり方は、このような問題では逆効果になってしまいます。下図の問題で同じようなテストを実施したところ、インセンティブを与えたチームが速く解答する結果が得られました。狭い視野目の前のゴールが見えている場合には、インセンティブは有効に機能します。演者は、左脳的な仕事はインセンティブが有効であり、クリエイティブな右脳的なパフォーマンスを出すためにはどうすればよいか?と問うています。 アメムチ(英語では、carrotsニンジンとsticksムチ)は無効で、「重要だからやる」「好きだからやる」「面白いからやる」などの動機付けが重要である。「Autonomy(自主性)」「Mastery(成長)」「Purpose(目的)」がこれからのビジネスのキーワードだそうです。 自主性の成功例として、「Atlassian(オーストラリアのソフトウェア会社)」が24時間後に自分の業務以外の仕事で自由な考えの成果物を出すことや、Googleが「20%時間」を使って「Gmail、Orkut、Google News」を生み出したことを紹介しています。

Wikipediaは資本を掛けずに「楽しんでやる」「好きだからやる」の典型的な事例です。 外的動機付けではなく、内的動機付け21世紀のビジネススタイルであると演者は言っています。

笑える箇所】(〇:〇)内に上述の2番目の動画に登場する時間を書いておきます。

  • (0:39) In the late 1980s, in a moment of youthful indiscretion, I went to law school.(1980年代の後半に 私は若気の至りから ロースクールに行ったのです。)
  • (4:07)  I mean, I'm an American.  I believe in free markets.  That's not how it's supposed to work. Right? (私はアメリカ人です 。自由市場を信じています。そんな風になるわけがありません)
  • (8:36I'm a lawyer; I don't believe in feelings.  This is not a philosophy. I'm an American; I don't believe in philosophy.(私は法律家です 感情なんて信じません。これは哲学でもありません。私はアメリカ人です。 哲学なんて信じません
  • (11:10) LSE, London School of Economics, alma mater of 11 Nobel Laureates in economics. Training ground for great economic thinkers like George Soros, and Friedrich Hayek, and Mick Jagger.(11人のノーベル経済学賞受賞者を輩出しています。  偉大な経済の頭脳がここで学んでいます ジョージ ソロス、フリードリヒ ハイエク、 ミック ジャガー)ミック・ジャガーは、ミュージシャン(ローリングストーンズ)です

気になる表現

  • (13:14) Manegement is not a tree, it's a television set. Okay?  Somebody invented it..  And it doesn't mean it's going to work forever.(マネジメントは木のようなものではなく テレビのようなものです。誰かが発明したのです。永久に機能しつづけはしないということです)
  • (17:10) This is the titanic battle between these two approaches.  This is the Ali-Frazier of motivation. Right?(これは 2つのアプローチの 大きな対決なのです。モチベーションにおけるアリ vs フレージャー戦です) 「titanic」は「Titan」の形容詞ですが、「Titan」は、「巨神族、金属のチタン、土星の衛星、米国のスーパーコンピュータやロケット」に使われています。タイタニック号は、壮大な客船という意味でつけられたようです。「titanic battle」は巨神族の壮絶な戦いという意味です。 「Ali-Frazier」は、AliFrazierとの有名なボクシング戦ですね。

 

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