「smART10代からの世界を変えるアートの見方」(著者:エイミー・E・ハーマン 発行所:東京美術)から2つほどトピックスを取り上げます。
資料はこちら → smArtその8
p.1 置かれている状況により、人によって優先順位が異なる事例です。アパートのエレベータが止まってしまいました。5人の対象者が、3つの事項(修理代金、安全な部品及び修理期間)について、気になる優先順位が高いものは何かを推測してみてください・
p.2 対象者全員「エレベータを動かすこと」は同じ目標なのですが、立場によって気になる項目は異なります。
p.3 文章に書いてあることを想像して、絵を描いてみてください。
p.4 いかがでしたか? パイ皮が鳥の羽のようになっているのは、なかなか創造し難いですね。やはり、言葉だけでは限界がありますね。
p.5 2問目です。文章より風景を想像してみてください。
p.6 見たことがない風景を想像できないですね。米国オレゴン州に実際ある建物だそうです。建物の3階部分にあるので、気が付かない人もいるようです。日本の「かに道楽」の看板に似ています。
人に物事を伝える難しさを感じ取れましたでしょうか? 新人研修では、できるだけ絵やグラフにして説明するように言っているのですが、最近の世代の方は言葉だけで議論する場面をよく見かけます。SNSやチャットに慣れているからなのでしょうか? 我々のような古い世代の人間にはない特殊な能力があるのではないかと思うこの頃です。