「ビジュアルでわかる信号処理入門」(著者:井澤裕司 発行所:技術評論社)は、難しい数式をビジュアル化して説明しています。フーリエ変換やラプラス変換など数式で書かれているとなかなかイメージすることはできませんね。行列も矢印で描かれています。電子回路がイメージ図で描かれているので、紹介します。
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左上は抵抗のイメージ図です。左のタンクの液量が多くパイプを経て、両者の水圧差で右のタンクに水が流れます。V=IRの式を表しています。 このイメージ図は、よく説明に使用されている図です。右上は、コンデンサに電荷が溜まるイメージ図です。容器の床面積をキャパシタンスCとしているところが理解を助けます。電位差V×キャパシタンスCが流入する電流×時間tの積分値に等しいという数式が上手くイメージできます。インダクタンスLは、水車と連結したフライホイールLです。水を流して、水車を回した際に、入口と出口での水圧を水柱の高さで示しています。水の流れ速度(dI/dt)が速いほど水柱の高さが高くなります。
過去ブログを「イメージ」で検索するとは200件もありました。私がこの言葉を好んで使用していることがわかると思います。「イメージする」は理解する上で重要であると思っているから、しつこく述べています。