Excelデータを用いて統計処理や工学処理をしたい場合がありますね。今回は、行列やベクトルデータをjupyter notebookに読み込んだり、保存する手順を説明します。
資料はこちら → Jupyterその5
p.1 予め以下のデータファイルをテキストファイル「testdata.txt」で作成してjyupyter notebookのファイルと同じフォルダに入れておきます 。今回は「,(カンマ)」で区切られたデータなので、「np.loadtxt('testdata.txt',delimiter=',')」のようなスクリプトで読み込みます。 読み込みの際に、np.loadやnp.saveでも可能ですが、Excelデータなどの使用が不便になるので、np.loadtxtやnp.savetxtを使います。 読み込んだデータを基に統計量を計算しています。
p.2 0~100の間の実数を乱数で得て、10×10の行列にします。その10×10の行列を保存します。np.savetxtを使います。ファイル名を「testdata2.txt」としました。 保存できたかを確認したものが右です。実数にしたので、小数点以下のゼロがたくさん並んでいますが、左の行列と同じです。 このファイルを読み込むと、左のように0なしで表示されます。
p.3 ソートをかける場合、縦方向(0)か横方向(1)かを数字で指定します。昇順に並びます。降順にしたい場合は、「行列[::-1]」あるいは「行列[::,::-1]」で並べ替えてください。
p.4 行列の一部を取り出したい場合は、「arr1[0:5:1,0:5:1]」のようなスクリプトを用います。
Pythonで用いるデータをExcel等他のソフトで加工したい場合は、np.loadtxtやnp.savetxtを使と説明しました。ちょっとした違いでも知っておかないと不便なことはプログラムの世界ではよく起こりますね。
今回用いたスクリプトは → jupyter5(スクリプト)