隔週で図書館にネタ探しに行くのですが、図書館や書店で本を探していると便意を催してトイレに行きたくなることありませんか? 私の場合、かなりの確率で起きます。なぜか?について以前何かで見たことがあるのですが忘れていました。今日図書館に行ったところ「なぜ本屋さんでトイレに行きたくなるのか」(著者:高橋恭一 発行所:主婦と生活社)が目にとまりました。ダイレクトなタイトルなので、早速借りてきてその章だけ先に読みました。他の話題もありますが。 この問題の原因の説は幾つもあります。①インクの匂い、②本の匂い、③まぶたが伏せると副交感スイッチON→腸の蠕動運動が活発化、④リラックス、⑤幸福否定、⑥過敏症などあるそうです。詳細は読んでみてください。 膨大な情報の中から本を探すプレッシャーが腸に影響を与えている過敏症ではないかと著者は推測しています。 以前のブログ「人間は「考える葦」であると共に「考える管」である!」「第6感~磁気~腸~第2の脳 ?」で腸は第2の脳と言われている話をしました。著者は、さらにこんなことを述べています。脳より腸の方が先に進化してきた。ミミズがそうであるように。また、植物の機能とも似ていて外界の情報を感知している。以前にも書きましたが、口から肛門までの管は体の中にありますが、数学的に言うと外の位相と同じですね。外界の情報をダイレクトに感じていてもおかしくないですね。「ソマティック・マーカー仮説」は、脳だけでなく判断する機能が体の中にあるという説です。腸には外界を感じる直観センサー(第6感)があり、このセンサが膨大な情報のプレッシャーを感じて腸が困惑して消化不良のような状況になるのではないかというのが著者の結論です。
ソマティック・マーカー仮説提唱者のダマシオ博士のTEDです → https://www.youtube.com/watch?v=OaLQObBxLfA
上述の本のコンテンツはこの他に、「なぜなんとなく人を好きになってしまうのか?」「なぜ左回りに行動してしまうのか?」「なぜ何となく買い物かごに入れてしまうのか?」「なぜ人は直ぐに言葉に乗せられてしまうのか?」などがあります。 興味がある方はどうぞお読みください。