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ひょんな出会い

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本当にありえないのか?」で紹介した本「第二の不可能を追え! 理論物理学者、ありえない物質求めてカムチャッカへ!」の著者ポール・スタインハート博士が若い頃読んで、科学を目指したという本「猫のゆりかご」(著者:カート・ヴォネガット・ジュニア 発行所:早川書房)を読んでみたくなり、早速取り寄せました。1963年に出版ですから、60年弱も前に書かれた本です。 作家が原爆発明の博士について取材していくうちに3人の変わった人格を持つ子供と知り合い、ある島の大統領にされてしまう物語です。この島の禁断の宗教「ポコノン教」の教えがしばしば登場してきます。原爆発明の博士は、原爆よりもさらに危険な「アイス・ナイン」を発明して、3人の子供たちが身に着けているのです。このアイス・ナインは融点が45.8℃で水に触れると一瞬で氷にしてしまう代物です。上述のポール・スタインハート博士は、このアイス・ナインに興味を覚えたようです。最後の方でアイス・ナインの威力が示されます。先日のブログ「意図するものは何?」で紹介した小松左京の「復活の日」に似ているところがあります。 奇妙奇天烈なSF小説ですが、現代社会を風刺したようにも思えます。アイス・ナインの挙動は、ポール・スタインハート博士が科学を志すきっかけになったインパクトがあるように思われます。タイトルの「猫のゆりかご」は原爆の発明者の科学者が、日頃手にしていた「あやとり」で、米国では「Cat's Cradle」と呼ぶようです。 ポール・スタインハートの本に出会わなければ、この「猫のゆりかご」を読むことはなかったと思います。 皆さんも、ご興味があればお読みください。

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