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もっともらしいのは?

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昨日のロジスティック回帰式Excelを用いた最尤法で求める手順を説明します。 まだ最尤法の原理を確実に理解できていませんので、本日は手順にとどめます。「」は読めましたか? 「もっともらしい」という意味で「ゆう」と読みます。一番尤もらしい値を探し当てるのです。機械学習は得意かもしれません。

資料はこちら → ロジスティック回帰分析その2

Excelファイルはこちら(2007版、古くてすみません) → ロジスティック回帰分析(添付)

p.1 左の表のデータから、右にある式の係数を求めます。

p.2 ①偏回帰係数b、a1、a2及びa3のセルを設け、先ずは「」を入れておきます。②脂質異常をx、性別をx、年齢をx、定数項をbとします。③係数(枠)データ(枠)の掛算の和は「SUMPRODUCT」という関数で計算できます。のセル範囲には「」がついていますので絶対位置となり、常にこの値とデータの掛算の和になります。この結果が「e」の累乗になります。計算結果が「p推定値」です。④この部分が「対数尤度」と言われ、二項分布の式を対数にした形になっています。⑤対数尤度を合計して「-2」倍したものです。

p.3  Excelのソルバーを使います。 左が2007年版、右が2013年版のExcelのソルバーです。 ⑥対数尤度の合計のセル ⑦偏回帰係数(枠)のセル範囲を入れます ⑧は最小にチェック ⑨実行あるいは解決をクリックします

p.4 計算が完了すると今まで「」の部分に数値が入ります()。これが求める係数になります。

いかがですか? 「対数尤度」及びこの合計に「−2」を掛ける意味がまだ理解できていないので、分かり次第また説明しますね。 Excelのソルバーの利用については「Excelのソルバー使ったことありますか?」「識別式設定の原理」でも説明しています。

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