胚の中では、頭や心臓などの器官に何らかの指示があって分化していきます。宇宙ステーションの中で、頭と尾を切り離した扁形生物を生かしておいたところ、15匹の内の1匹が頭が2つになり、その後、繁殖すると双頭のワームが生まれたそうです。遺伝子は変化していないのに、形が異なるようです。
頭が反対方向にあります → https://now.tufts.edu/news-releases/space-traveling-flatworms-help-scientists-enhance-understanding-regenerative-health
プラナリアの再生 → http://www.ritsumei.ac.jp/tanq/375775/
プラナリアの目は可愛いですね。ただ、実験で切り刻まれてかわいそうです。
通常は、頭が残っている場合は尻尾が、尻尾が残っている場合は頭が再生します。 ところが宇宙ステーションでは双頭の個体になったのです。その後、切り離した部分に電気的な分極があることが観測されて、電気的なパターンにより再生部位を変えることが可能な実験も報告されています。
それにしても、誰が指令を出しているのでしょうか? それがわかれば再生医療も進歩するのでしょうが。