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こんな数学の教科書で教えていてくれたら

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私は理系出身で、数学には非常に興味があったものの、大学教養時に受講した解析学で訳が分からなくなりました。例えばεーδ論法です。高木貞治著の「解析概論」を教科書にして習ったのですが、高校までの数学と違ってチンプンカンプンでした。皆さんも同じ経験お持ちではありませんか?どうして大学の先生は、解り易く教えてくれないのかなといつも思っておりました。大学卒業して8年ぐらい経った頃、たまたま共同研究先の大学生協の書店で見つけたのが「フーリエの冒険」(著者:、トランスナショナルカレッジ・オブ・レックス 発行:ヒッポファミリークラブ)でした。そのころ使用していたFTIR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy、フーリエ変換赤外分光器)の原理が理解できていなかったのですが、この本は読んで目から鱗でした。こんなに解り易いフーリエ変換の本は世の中にないと思います。三角関数がわからない人のために、ユニークな付録も付いているのです。三角関数の微分、積分、ベクトル、複素数ばかりでなく世の中で美しいと言われている「オイラーの公式」も解り易く説明してくれているのです。また、音響学や分光法に必要な離散フーリエ変換によるスペクトル分析にも言及しているのです。素晴らしい!!

物理と数学は切っても切れない仲です。「物理数学の直観的方法」(著者:長沼伸一郎、発行:株式会社 講談社)は、上記の「オイラーの公式」を船の航行で解り易く説明しています。「フーリエ変換」は「フーリエの冒険」の方が解り易いですね。これ以外では、電磁気学に出てくるrotを水車で説明しているのは、その物理的な意味を直観的に上手に説明していると思います。本当に理解している方の説明は、シンプルで解り易いですね。長沼氏は、この他にもいろいろ出されていますが、ビジュアル的に説明されていて、とてもイメージし易いと思います。以前は単行本でしたが、ブルーバックスで出版されましたので、持ち運びもし易くなりました。理工系の陰の必読書ですね。

 

 

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