図書館の新刊本、本当に種々のジャンルの本が出版されているものです。 「科学でアートを見てみたら」(著者:ロイク・マンジャン 発行所:原書房)を紹介します。「アダムのリンゴはレモンだった」「白いスイカの謎」「数学とファッションの深い関係」「月それとも太陽?」「DNAから顔が復元できる」「見えなくなる杯」というタイトルの話が絵と共に解説されています。
聖書では、イヴが手にしている物は「果物」としか記載されていないそうです。何を描くは画家の裁量に任されています。イチジク、ザクロ、レモン、ブドウ、サクランボなどなど。 ラテン語の「malum」は「リンゴ」と「悪」の2つの意味があるということで、リンゴに定着した説があるようです。 「アダムのリンゴ」というレモンの種類もあるそうです。「アダムのリンゴはレモンだった」というタイトルの話には、上述の解説がされています。
科学の視点で見るとアートも面白くなってきますね。 ダン・ブラウンの「天使と悪魔」にも出てくる欧州にあるCERN(欧州合同素粒子原子核機構)やキュリー研究所では、芸術家を招聘して、芸術家と科学者でお互いに刺激しあうコラボも増えてきているようです。 新しいもの産み出すには必要なことかもしれません。