節分は過ぎてしまいましたが、鬼はなぜ頭に角があり虎のパンツをはいているか知っていますか? この答えが「おとぎ話の生物学―森のキノコはなぜ水玉模様なのか?」(著者:蓮実香佑 発行:PHP研究所)の第1夜に記載されています。この話を外国の方に説明する必要があったために資料を作成してみました。方角に干支が割り当てられているのをご存知だと思います。昔から鬼門(つまり丑寅の方角)は気にしなければいけない方角とされてきました。なぜこの方角が鬼門と言われるか?中国で北方民族が攻めてくる方角だそうです。なので、鬼は怖いものの象徴として、丑(牛)の角と寅(虎)のパンツを身につけているのです。因みに、「オニヤンマ」というトンボの尾も虎のパンツのような模様があります。 鬼がいる丑寅の方角に正対する申、酉、戌つまり猿、キジと犬をお供として桃太郎が鬼退治に出かける訳です。なぜ桃太郎は桃から生まれたか?「桃」という漢字にも意味があったのですね。薬の効用の話もでてきたり、この本は読んでおくと話のタネとして使えると思います。是非、お読みください。 なお、この本の一部を紹介し、私が調べたプラスアルファの情報を入れ込んだ資料が以下のものです。
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これで、昨日のブログの「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」と2日前の「犬が主人公の本2題」とリンクしました。この調子でいつまでリンクが続きか?