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歴史は靴?

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最近TVで見かける歴史学者の磯田道史さんが書いた「歴史とはである」(著者:磯田道史 発行所:講談社)を紹介します。タイトルを見ると読んでみたくなりますね。読み易いので、是非手に取って読んでみてください。先生は、子供の頃から実験精神旺盛な少年だったようです。「百点神社」という神社を自宅に作って、試験で100点がとれますようにと祈っていて失敗し、犬がこの神社を壊したので、「この罰当たり目」と思ったそうです。ところが、この先生が偉いのは、「犬には神がないらしい」と思ったそうです。そして、第二の実験「犬にはお金がわかるか?」を実行します。一万円札を置いて、犬がどちらを選ぶかをみる実験です。2匹で実施して、どちらも肉にダッシュ、何回かやって1回だけ一万円に近づいたようですが、肉の匂いが一万円に付いていただけという落ちでした。 この少年は、高校生の時は古文書に興味を持ち、一旦は京都府立大に入学するのですが、図書館の歴史書は全部読んでしまったので、慶応大の先生にあこがれて慶応大に入り直したそうです。自分が好きな道をとことん進んでいらっしゃる方です。

歴史を観る際に「3K」がキーワードだそうです。「きつい・汚い・危険」「きつい・帰れない・給料安い」ではなく「神(カミ)・国(クニ)・金(カネ)」です。歴史上の事件は、この3つのシンボルが関わって発生するそうです。 宗教戦争は「」、オリンピックなどは「」の威信をかけて、貿易摩擦は「お金」を巡る闘いですね。 この観点でみると「本能寺の変」の真の理由も見えてくるのでしょうか? そうそう、この本のタイトルでなぜ歴史は靴なのでしょうか? この理由は、本に書かれています。そこまで書くと皆さん読まなくなってしまうので、明かしません。 想像してみてください。 ヒントは、新コロナウィルスが蔓延している今です。

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