ラグビーのワールドカップを見て熱くなっていたので、配信遅くなりました。
昨日は、一元配置分散分析の話でしたが、二元配置、三元配置でも考え方は一緒です。二元配置はExcelの分析ツールにありますが、三元配置はありません。私は統計を教えることはあっても、今では業務で統計を使うこともなく、Minitab等の統計ソフトは日頃あまり使っていませんので、使い方に不案内な部分があります。昨日は、二元配置分散分析や三元配置分散分析をMinitabで確認しようと思って、半日格闘していました。Websiteで調べても、データの入力形式等の詳細が書いておらず苦労しました。マニュアルやセミナーで習うのが早道なのでしょうね、きっと。でも、海外で投稿されたYoutubeで見つけました。次の資料の最後に、Minitabの手順をまとめておきました。
資料はこちら → 分散分析その3
Excelファイル(昨日と同じ)→ 分散分析3
p.1 二元配置分散分析をExcelで実施する手順を右に記しました。三元配置でも一緒です。左側がExcelの実施結果です。下左が自作の分散分析表、右下がExcelの分析ツールの実行例です。
p.2 三元配置分散分析の結果です。一つ項目が増えるだけで、p.2と同じ手順です。 この結果があっているかは、他の統計ソフトで検証する必要があります。
p.3 Minitabでp.2の三元配置分散分析を試してみました。 手順は、①データを左上のように入力してください。②上部リボンより「統計→分散分析→一般多変量分散分析」と進みクリックすると、真中上の入力テーブルがでてきます。「応答」のセルにカーソルを置くと、左の空欄部分に選択する項目が現れます。「C1 data」を選んで、「選択」のボタンをクリックすると「応答」のセルに「deta」が入ります。「モデル」にカーソルを置いて、「C2-T A」「CT-3 B」「CT-4 C」と順番に選択ボタンをクリックすると、「モデル」のセルに「AB’C'」(ここでCにだけ’が付いているのはセルと区別するためだとおもいます。気にしないで)と入力されるので「OK」をクリックすると、右下のような実行結果が表示されます。因子A、B及びCについてF値とp値が4つずつ表示されます。4つの方式で計算された結果だそうですが、方式の違いはまだ理解できておりません。 P.3の自作の分析結果(右下)と同じであることが検証できました。 Minitabはこのように4つの方式と書いてはあるのですが、計算のプロセスはブラックボックスなので、私はどうも好きになれません。Minitabのチュートリアルやヘルプがもう少し親切ならばと思うのは私だけでしょうか?
p.4 P値で比較すると、A効果は大きく、Cは効果が認められないという結果となりました。
昨日と今回、なぜこんな面倒臭い手順で分散分析をするのかと思う方がほとんどであると思います。 物事を理解するには、コツコツ手を動かした方が理解が深まると思います。体で覚えるのです。自転車乗りの練習と同じです。