「AIにはない思考力の身につけ方」(著者:今井むつみ 発行所:筑摩書房)に面白い喩えが載っています。資料をご覧ください。
資料はこちら → AIにない思考力その2
ご自宅の冷蔵庫は、整理整頓されていますか? 左の写真のようになっていませんか? 皆さんが学生の頃、暗記する勉強法を中心にしていませんでしたか? 上述の本では「暗記=学力」ではないと述べています。左の写真のように乱雑に具材が詰め込まれた状態が「暗記」で知識を詰め込んだ状態と喩えています。右の写真のように整頓された状態であれば、カレーや肉じゃがを作る具材があるか否かを判断しやすくなります。不足するものがあれば、今日は肉じゃがにしておこうと判断することできますし、不足した材料を買いに行って目的の料理を作ることも可能です。右の状態を「知識を使って、推論し、問題解決する力=考える力」に喩えているわけです。この場合、知識を冷蔵庫内の具材に喩えています。 以上の喩えから、知識は闇雲に詰め込むのでなく、分類したり関連性を考慮して保存し、取り出しやすくすることで、考えるための素材として有効になるのです。 私のブログの資料も分類分けして、取り出しやすいように整頓しています。