「文系のための〇〇〇」で取り上げたように、最近「文系のための〇〇〇」という本がたくさん出回っており、概略的なことを知りたいのであれば、取っ掛かりとしてお勧めします。今回「文科系のための経営工学」(著者:斎藤哲 等 発行所:同文館出版)が新刊本コーナーにありましたので、読んでいます。既に知っている部分は読み飛ばし、気になる部分だけ読み、資料にまとめてアウトプットします。
資料はこちら → システム工学
p.1 システム工学の中で、構造を示す手法として「DFD:Data Flow Diagram」と「G-RD:Global Relations Diagram of function of demarcation」があります。具体例の方がわかりやすいので、表とダイアグラムで示しています。DFDの方が直接矢印でやり取りを表していますので、直感で流れがわかります。ただ、抜け漏れを起こすデメリットがあります。GーRDは、マトリクス表で対角線上にシステムの機能が書かれており、機能がリンクする場所に連携する単語(例えば、請求書など)が記載されています。流れは、反時計周り(赤い矢印)で読取ります。このメリットは、抜け漏れをチェックすることが容易です。
p.2 DFD及びG-RDのデメリットは時系列の順番が読み取れません。そこで、全体のG-RDを分割して随時示したり、月次や年次のマトリクス表を作成します。