プラスチック材料について「図解!わかりやすいプラスチック材料を使った機械設計 実務入門」(著者:田口宏之 発行所:日刊工業新聞社)を基に勉強し直そうと思います。
資料をご覧ください → プラスチック基礎
p.1~3 p.2やp.3のようなプラスチック材料の特性表を見る際のポイントは、・材料特性の決定プロセス、・保証値ではない、・規格(JIS ISO ASTM ULなど)、試験条件です。 成形性の指標となるMFRやMVRは特に大事です。 次は分子量です。分子量が大きくなると、ほとんどの特性が増加する傾向を示すようです。
p.4 略語です。充填剤や補強材が含まれている場合の略語、リサイクル品などの表記を身の回りで探してみてください。包装材には材質表記はよく見かけますが、製品自体にも材質表記のあるものがあるそうです。身の回りで、まだ見つけられていません。
P.5 収縮率は、金型寸法と成形品寸法の差との関係式より算出します。非晶性プラスチックに比較して結晶性プラスチックの方が収縮率が高くなります。これは、結晶性部分の膨張・収縮が大きいことによります。 一般的に、成形収縮率が高い方が抜き勾配を小さくできそうですが、金型寸法設定が難しそうです。
p.6 比重データを並べています。比重1以下が水に浮かびます。ポリカーボネート(PC)は比重が1以上なのですね。
p.7 吸水率も機械特性に影響を及ぼしますので、知っておく必要があります。
プラスチック材料を用いて機械設計する際には、その特性を周知しておくことが肝要です。 大きな特性の傾向を掴んでおきましょう。