Excelの「What-If分析」について説明します。「シミュレーションも活用しよう」でも取り上げました。
資料をご覧ください → データ分析4
p.1 Excel上のリボンで、データ→ What-If分析とクリックすると「シナリオ」「ゴールシーク」「データテーブル」という語句が現れます。この3つについて順番に説明します。 先ずは「シナリオ」です。 ①シナリオの下にある簡単な表を予め作成しておきます。利益の右のセルには「=販売価格-製造原価-加工費-広告費」の式を入力しておきます。②データ→What-If → シナリオ‥をクリック、③追加をクリック、④シナリオ名を入力、⑤変化させる項目のセル範囲入力、⑥OKクリックまで
p.2 ⑦変化させる加工費と広告費の値を入力してOKをクリック。⓼利益を選んで表示をクリックします。表の空いていたセル内に数値が表示され、利益が計算されています。
p.3 ①利益目標と販売数を追加し、「利益目標=(販売価格-製造原価-加工費-広告費)×販売数」の式を入力する、②データ→What-If → ゴールシークをクリック、③利益目標を5000にした時の販売数を、変化させるセルとしてOKクリックすると④販売数が算出されました。
p.4 ①為替変動によって支払う円がいくらになるかを計算する表を予め作成しておきます。支払金額下のセル内に「=為替×支払い金額(ドル)」の式を入力、②赤枠部分をアクティブにする、③データ→What-If → データテーブルをクリック、④セルの代入列内に赤枠のセル番号を入力してOKすると、他の為替の場合の支払い金額を計算して表示する。
p.5 前ページに手数料の項を加えます。列に為替、行に手数料のセルを代入して前ページと同様に実行します。
What-If分析のゴールシークは試行錯誤して最適値を求めるには有効な手段であると思います。Excelもまだまだ活用しきれていない機能がたくさんあるようです。手作業で経験しておくと、いつか役に立つかもしれません。
今回実施したExcelファイル → What_If分析