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KYTだけで危険予知できますか?

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ボーイスカウトのリーダーをしていた15年くらい前に、スカウトをアーチェリーに連れていきました。その際に、ただ遊ぶだけでなく「安全」を教えようと思い、「KYT」のシートを作成しました。既に原画がありましたので、私が手書きで絵を追記してあります。 「KYT」とは何の略語かご存知ですか? 製造業に勤務されている方は、安全教育ツールとして有名ですね。 危険予知トレーニング(けんレーニング)の略です。英語ではありませんでした。 絵を見ながら、危険な事象を思いつくまま全て挙げます。次に、安全対策を考えて書き出すことにより、危険を予知する訓練ができるというものです。

次のKYT資料をご覧ください。 → KYT弓

p.1を見てKYTを実施してみてください。 アーチェリーを経験していないとなかなか思いつかないかもしれませんが、5個以上挙げてみてください。

いかがでしたか? p.2解答例を記載しておきました。 参考にしてください。

最近、会社ではこのようなKYTシートを作成して、生産現場交通事故防止危険予知を訓練しています。 これを実施することは悪くはないと思いますが、最近は過保護過ぎて危険なことを経験できない環境にあります。 例えば、カッターで手を切ったので、「ケブラー入りの手袋をつけないとカッターを使わせない」、ハサミで誤って手を切ったので、「ハサミは管理して使用時に貸し出す」などということになっていきます。 手を切ったことがある人は、痛さも危険なことを知っていますから、KYTシートを見ても、いろいろ危険を予測することが可能です。 使ったことがない方は、思い浮かぶでしょうか? ボーイスカウトでは、ナタを使って木を割ることがあります。 左手に手袋をして木を持ち右手でナタを持ちます。この時、右手は素手です。なぜかわかりますか? ナタを持ってみればわかります素手の方が滑らずにナタをしっかり持っていことができます。 もし知らない人がKYTを実施すると、両手に手袋(×)ということになりかねません。 安全管理者は、ただKYTをしているから安全は大丈夫だとは思わないでいただきたいと思います。 私は工作が好きなので、ドリルで穴を開けたり、旋盤フライス盤で加工した経験がありますが、運よくケガはしていませんが危険な場面にはいろいろ遭遇しました。加工しているワークがドリルと一緒に回りはじめたり電動糸のこの刃が突然折れて、ワークが飛んできたりアルミを旋盤加工していた際に、刃が欠けたりなどなど。一度危ない目に合うと次はすごく慎重になります。 雪道の運転も、以前に直線道路でアクセルを弱めただけで、水平方向に1回転した経験があるので、今は慎重です。

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