一昨日「山登り、どちらのタイプですか?」という話をしました。たまたま読んでいたmont-bell(アウトドアメーカー)の会報誌『OUTWARD』に「選んだ道を、正解にしてゆく」というタイトルで脳科学者の中野信子氏とモンベル代表の辰野勇氏の対談記事が載っていました。「努力の得意な人と苦手な人」という切り口で対談が始まりました。辰野氏は、勉強が苦手で高校卒業して働き始め、山に夢中になったそうです。努力している感覚がなく、好きなことをやっていただけで、「努力ができない人は、自分がやっていることを正解にする」という感覚で歩んできたそうです。AとBの選択肢があって、Aを選んだらBを忘れ、Aを選んだ時点で、次にどうするかを考え、後ろを決して振り返らないのが秘訣と言われています。最初から正しい道を選べなくてもよく、間違っていると思ったら、そこから正解にしていけばよい。そう考えれば、より前向きになれる。 脳は、美しいか美しくないかは比較的早く判断できます。何が真実で正しいかを直接判断は苦手なので、正しさを判断する時に、美醜の感覚を借りる手があるそうです。美しい振る舞いや美しい選択が正しいと思われます。モンベルの製品のコンセプトに「機能美」があります。必要なものは残し、不要なものは山に持っていかない。無駄なものを削ぎ落とし、機能を追求した先に、自然と「美しさ」が生まれる。 茶道の侘び寂びもそうですね。