「ロボット手術はなぜすごい」(著者:ノラリ・クラリ 発行所:信濃毎日新聞社)を紹介します。著者の本名は加藤晴朗先生です。長野市民病院泌尿器科部長でロボット手術センター長でもあります。手術支援ロボット「ダヴィンチ」のオーソリティーで、数々の施術を実施されてきています。使いこなすと、患部を含めた視野が鮮明に見え、出血が少なく効率的に手術ができるそうです。脳科学の観点で、「ダヴィンチ」を用いた手術の話をユニークなイラストと共にエッセイ風にまとめています。医者の皆さんは絵が上手ですね。以下にエッセイが連載されていますので、イラストも含めてお読みください。→ https://www.hospital.nagano.nagano.jp/magazine/column.html
本の目次
パート1 ロボット手術の現場から: 手術支援ロボット「ダヴィンチ」は今日もまた、 ロボット支援手術とは?、 なぜ、あなたの名はダヴィンチ?、 ダヴィンチの何がすごいのか、 脳内には「コビト」が住んでいる、 遅いことのメリット・デメリット、 ひっぱりダコの法則 ―3本目のアームの威力、 脳が創る「虚構の世界」、 仮想現実の世界
パート2 外科医はこうして腕を磨く: 量は質を凌駕する、 上手(プロ)になるための条件、 外科医の哲学とは?、 手術における美的センス、 手術における「暗黙知」、 ひらめきか? 直感か?、 ひらめきのカラクリ、 集中しすぎないこと、 意識とはナニ?
パート3 ロボット手術を脳科学する: 「考える」とは、どういうことか?、 考えない手術は「記憶」から、 あなたの脳がうまくやってくれる、 手術の上達とパターン認識、 パターン認識とパターン信号、 曖昧な記憶と外科医の不安
パート4 「質感の記憶」という新能力: ダヴィンチの欠点?、 見ることによって触感がわかる?、 記憶の分類と「質感の記憶」、 感覚を通して体験すること、 ダヴィンチ手術も記憶から生まれる
パート5 ロボット手術 名人への道: ロボット手術時代のトレーニング、 触ることなく質感を見抜く、 「己六才より物の形状を写すの癖あり」、 鉄は熱いうちに打て、 ものまねニューロン、 寝ているうちにできるようになっている?、 リスクを冒さないことのリスク、 試行錯誤と変なクセ、 〝マンネリズム〞を楽しむ?
パート6 ロボット手術の未来と、ちょっと専門的な話: AI(人工知能)とNI(天然知能)、 われわれはエンハンスされている?、 尿もれゼロを目指して、 ノラリが占うロボット手術の未来、 ノラリのやってみたいロボット手術、 ロボット手術はなぜすごいのか?
おわりに 暗黙知とは何か