「地球を救う植物のすごい知恵」(著者:中西友子 発行所:日経サイエンス)」から「植物にはなまけグセがある」という章があります。最近、スマート農法を用いて、土を使わない水耕栽培の工場が散見されてきています。温湿度・光そして培養液の条件により、迅速にサイズを揃えた栽培が可能になってきています。ところが、水耕栽培の場合、種子を作らなくなってしまいます。どうも水耕栽培の植物は、「次世代も同じような良い環境で育つだろう」と錯覚し、余計なエネルギーを必要とする種子づくり活動を行う必要がないと判断しているようです。飽食の時代、人間社会にも通じた部分がある?と感じるのは、私だけでしょうか。 環境が悪くなった場合活動を止めてしまう事例もあります。 切りバラの「ベントネック現象」で、水が不足すると「このような水不足の環境下では、次世代の種子を作っても育たないから、花に水を送っても無駄な努力になるので、水を吸収しない」となります。植物は動けないので、省エネ志向が強いようです。