種々のパラメータで評価して、物件を決めることがあると思います。あるいは商品に対する顧客の評価より改善点を探索したいことがあります。そんな時に、CS(Customer Satisfaction)グラフを描くと、ビジュアルにイメージしやすくなります。
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マンションの部屋を見学して、各項目について重要度と満足度を評価したものが左表です。評価したデータの平均値、標準偏差及び偏差値を算出します。右上のグラフは、横軸が重要度、縦軸が満足度[%]です。このグラフでも傾向は掴めますが、重要度と満足度の単位が異なりますので、偏差値に置き換えて、プロットし直したものが、右下のグラフです。平均値が偏差値50です。第4象限(重要度が高いが、満足度が低い領域)にある項目、今回は「部屋の臭い」「部屋の印象」の満足度が低いため、改善点になります。不動産業者であれば、この点を改善しないと取引できません。この方法は、他の業務でも応用できそうです。