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鳥、虫、魚そして神の目

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昨日の「感性を鍛える」コーナーでは「視点を変える」について話をしました。本ブログでも何回か取り上げてきましたので、その一部をまとめ直した資料を作成しましたので、ご覧ください。

資料はこちら → 視点を変える

P.1 今までの関連したブログのアドレスを列挙します。

p.2 物事は、「鳥の目」「虫の目」及び「魚の目」のように、見る視点を変えてみることが大事です。

p.3 人間は、両目で見て立体感を感じています。平面に描かれた物体や、凹部を片目で眺めると、立体的に見えることがあります。

p.4~6 プリントアウト後、貼り合わせて作製して、試してみてください。

p.7 明治大学の杉原先生は、錯視について面白い話題を提供してくれます。に映すと別の立体に見えたり、見えているものが消えてしまったりします。逆さに見ると、別の漢字に見える「アンビグラム」があります。あるいは、回転しても常に同じ方向を向く矢印もあります。不思議ですね。

p.8 見る方向で形が変わるアート作品です。キリン⇔ゾウ、コナン⇔成歩道龍あるいはスヌーピー⇔エルモなどがあります。

p.9 公園にも、見る方向で形が変わるオブジェがありますので、探してみてください。福田繋雄氏は、見る方向で形が変わる作品を数多く制作しています。近くで見るとが並んでいるように見えますが、二戸市シビックセンター福田繋雄デザイン館2階から眺めると、ある角度の時に顔が見えるそうです

p.10 正面から見て円運動している物体を90°横から眺めると上下運動しています。この運動を時間軸方向に引張り出すとサイン波になります。

p.11 オイラーの公式は、複素数三角関数を関連付けた有名な式です。複素数は、平面に圧縮するソフトでもあります。

p.12 の世界があって、我々はじつの世界だけを見ているかもしれません。村上春樹の小説「1Q84」のパラレルワールドが存在するかもしれません。

p.13 2次元の生き物は、3次元にあるが通り過ぎる際に、点→小円→大円→小円→点のように見えるはずです。では、4次元物体は、3次元の世界を通り過ぎる際には立体の一部が変形するように見えるはずです。

p.14 天動説、地動説そして太陽自体が移動している動画をご覧ください。鳥どころか、神の目で見ないと全体は見えないらしいです。

p.15 ハリーポッター透明マントを実現する研究が行われています。レンキュラーレンズは、物体の一部を見えなくする効果があります。レンズを90°回転させると、見え方が変わります。

p.16 哲学者プラトンは「国家」の中で、「洞窟の中で育った囚人は、壁に映った影が世界の全てであると思っている」と述べています。洞窟から出ると世界観が変わります。右の立体にx、y及びzの方向から光を照射した影を図面にしたものが、三角図です。最近は3D_CADに時代ですが、今までは、三角図法にして物体の情報を伝えてきました。

p.17 生理活性物質には、D体L体があり鏡像関係を示しています。不思議なことにグルコースはD体アミノ酸はL体しか生体に取り込まれません。不思議ですね。

p.18 マトリックスの1行に1つだけ1があります。効率よく間違いを探す方法を考えてください。

p.19 1行の合計を算出すると間違った行を検出できます。

p.20 顧客が使用時に熱処理をすると「1」の部分が緑色に変色する製品がある場合、熱処理せずに、正しい配列になっているかどうかを検査する方法を考えてみてください。p.19の応用例です。行と列毎に合計して、正常な合計数と対照して間違いを検出します。

p.21 見ている方向を変えてチェックすることが大事です。

p.22 異常に気が付くには五感が大事と述べました。触覚で検知できる形状の違い0.1mm程度だそうです。100μですね。 世の中には、μオーダーで違いを検知できる達人もいらっしゃいます。 人間の臭覚も敏感です。イヌはさらに上手です。

p.23 手作業の時間物体までの距離物体の大きさで設定できます。手作業の速さ正確さトレードオフの関係がありますので、注意が必要です。

p.24 アート思考ドリル(著者:若宮和男  発行所:実業之日本社)から問題です。青と白はどんな形をしているでしょうか? 答えは一つではありません

p.25~27 解答例です。これ以外にもたくさんありそうです。いろいろな見方がある良い事例だと思います。

 

 

 

 

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