「合うのメカニズムを科学する」（阪口幸駿／富田健太 発行所：ミネルヴァ書房）の中に、「目」で見られる状態に関する話題があります。面白いので、検索してみました。
資料はこちら → 人の目
p.1 人目があると、行動が変わる事例です。見られていると真面目に仕事します。これを「ホーソン効果」と呼びます。目の効果を利用して、東京都や川越では歌舞伎役者の睨みを用いた防犯ポスターが貼られています。右上の逆三角形の３つのドットは人間の顔のように見えますが、このポスターに見つめられると、男性の場合、寄付する割合が増えます。女性の場合は、目があってもなくても割合は変わらないようです。男性は、人目を気にしやすい性質があるようです。
p.2 人間だけでなく、動物も目を意識するようです。牛のお尻に「目」「×印」あるいは「無印」を描いたところ、「×印」は４頭、「無印」は15頭がライオンに襲われたそうです。そう言えば、蛾にも目もマークが付いていますね。大学のコーヒールームの料金箱隣に、「花」あるいは「人の目」のポスターを貼っておき、料金の支払い率を計測した者が右下のグラフです。明らかに、ヒトの目の場合の支払い率が高くなっています。怖そうな目の時は顕著です。