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森は見ていた

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昨日、「木を見て森を見ず」という諺に関連する知覚の話を取り上げましたが、反対の「森を見て木を見ず」という心理学のおもしろい動画があります。ご覧ください。前半に昨日の「Navon図形」の話が出てきます。ゲシュタルト心理学の話は、以前「同じもの?」「全部と全体の違いは?」でも取り上げましたが、下記動画では、全体を認識する「アンサンブル知覚」「統計量を捉える」話が出てきます。

動画からピックアップしました。→ アンサンブル知覚

p.1 グローバル知覚の事例です。同じ形状の文字でも、意味のある単語として読みます。一瞬に見ると、細かな情報は気にせずグローバルに捉えます。

p.2 下記動画の20分49秒辺りからご覧ください。左上の集団を一瞬見た後に6つの図形があったかどうかを判定します。さあ、いかがでしょうか? 全部あったような気がしますね。6つ目が平均値のように思えます。人間は、全体の統計量を捉えることができるようです。

p.3 の場合も平均的なものを捉え、左下図のように3つの球体があると、重心の位置も大雑把に認識できます。右の3つの図も一瞬で大方の傾向を掴むことができます。これを「アンサンブル知覚」と呼び、車を運転するにも必要な能力です。元々人間には、「森を見る」力は備わっているのです。なのに、課題を解決しようとする際には、「木を見て森を見ず」ことになってしまうのでしょうか?

森を見て木を見ず」の動画 → https://www.youtube.com/watch?v=_i0cRkIlrDU

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