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どれがベストな選択なのか?

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は次の子孫を残す役目をになっていますが、その方法は種々あります。まとめてみました。

資料をご覧ください → 植物の形その5

p.1 を利用して花粉を飛ばす花は、「風媒花」と呼びます。虫や動物に運んでもらう必要がないため認識してもらう形や色を持たず地味です。イネ科、スギあるいはブタクサの花粉が該当します。花粉症になる草は風媒花ですね。風で飛び易いようにの花粉は空気袋を保有しています。

p.2 虫媒花については、以前も取り上げました。「芽生える季節到来. 足元に何が?」もご参照ください。花粉を運んでもらいたい特定の虫の口吻(蜜を吸うための管)が届くように花が設計されています。また、虫に花粉が付着しやすいようにベタベタしています。

p.3   夜花咲くカラスウリの花はスズメガに認識されやすいように白い花になっています。紫外線については、「見えますか?」でも取り上げたように、虫たちには我々が見えない部分を見ていると考えた方がよさそうです。鳥媒花は鳥に認識し易い赤色をつけることが多いです。

p.4 水媒花は、「素晴らしいからくり」に示したように、水の流れを利用して、雄花から雌花に向かって流れていきます。

p.5 カントウタンポポセイヨウタンポポの違いは外見上もありますが、他家受粉なのか自家受粉なのかの違いがあります。現在、自家受粉のセイヨウタンポポがはびこっていますが、自家受粉はクローンなので、環境変化あるいは病気に耐えられず、カントウタンポポが盛り返すことがあるかもしれません。受粉の必要がなければ、めしべが短くおしべは花粉を用意しないというように無駄なエネルギーを省いているところが植物の偉い所です。

p.6 スミレ自家受粉他家受粉の何れも持ち合わせています。これも生き延びるための戦略でしょうか。 植物学者に「イチゴの果実」をくださいと言ったらつぶつぶだけくれるという笑い話がありますが。イチゴの果実はつぶつぶであることはご存じですね。このイチゴは、体の一部が伸びて新たな個体を形成します。個体同士をつなげる茎をランナーと呼びます。射出成形品(例えばプラモデルの部品)のランナーと似ています。

p.7 ガーベラドリームティアラは周囲の舌状花と中央の筒状花があります。これも虫や鳥対策なのでしょうか?

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