「なぜ 君の話はわかりにくい と言われてしまうのか?」(著者:藤原慎也 発行所:産業能率大学出版部)と言う本を紹介します。仕事でのコミュニケーションのポイントなどが詳細に書かれています。上司に「君の話はわかりにくい」と言われる方は、読んでみたらヒントが得られると思います。 読んでみて気になったものをまとめてみました。
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p.1 「根拠がわからない」と言われることありませんか? この「根拠」は、「データ」と「論拠」から成っていると書かれています。私は今まで、この辺、曖昧に使っていました。右側の事例を見れば明らかです。正しい「データ」と「論拠」があって初めて正しい「根拠」になり得るのです。どちらかが正しくなければ主張(結論)は成立しないのです。今後、この観点で物事を判断していきたいと思います。演繹(えんえき)法と帰納法の違いがいつもわからなくなってしまうので、まとめておきます。演繹法は三段論法と同じですね。ただし、大前提と小前提が正しい場合に成り立ちます。この意味では、根拠と似ています。
p.2 上の3枚の絵をご覧ください。左図は何が描かれているか不明。右図は構成要素は全部あるのですが、何を描いているか分かりません。真中の図は、鼻や耳はありませんが人の顔であることがわかります。上述の本では、「全部」と「全体」の違いをこのように説明しています。少ない数でもポイントを掴んでいれば全体(顔)を示すことができる訳です。相手に説明する際に「全体」がイメージできるようにポイントを捉えることが必要です。 ゲシュタルト心理学のゲシュタルトの説明を左下に載せておきます。全体という意味でした。
上述の本には、提案型のプレゼンテーションの詳細な説明がありますので、是非、読んでみてください。