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分子を大きく、分母を小さく

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IE(Industrial Engineering)という言葉はご存知ですか? 生産管理に従事されてきた方は、勉強されて実施しておられるかもしれません。私は、言葉は聞いておりましたが、知識も実施の経験もありませんでした。今回「新人IErと学ぶ実践IEの強化書」(編集:日本インダストリアル・エンジニアリング協会 発行所:日刊工業新聞社)を図書館から借りてきて勉強始めました。 皆さんんも一緒に、しばらくお付き合いください。

資料はこちら →  IEその1

p.1 先ずIEの定義です。この類の書物は必ず定義から始まりますね。米国日本IE協会の定義を載せておきます。特許と同じで、米国は概念的に広く、日本は狭い気がします。一言でIEを表現することは難しいですが、日本の定義は品質工学のSN比に似ています。IEも品質工学いずれも分母を小さく、分子を大きくする方法(パラメータ)を探るということになります。IEは、種々の方法を用いてムダを最小化して価値を高めることになります。

p.2 7つのムダを表にしました。7つの中で「作りすぎ」のムダは顕在化しないために、見極めるのが難しいようです。作業者の手が空いたために、不用なものを作っていると、見かけ上は動いているので、ムダとは認識できないのです。

p.3 「動作経済の原則」と「ECRSの原則」を並べて載せておきます。何れも類似している部分がありますので、使い易い方をお使いください。「ECRS」を「イクル」と覚えると良いそうです。

本日はここまでです。表現の仕方が異なっても、概念は共通する部分が多いですね。

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