見込み生産についてまとめます。
資料はこちら → 生産管理その4
p.1 生産管理の3本柱は、①計画、②指示・実行統制及び③進捗と実績を把握です。見込み生産の計画は、①需要を予測、②営業施策及びOEMからの受注を盛り込んだ販売計画を策定し、これに基づき、仕販在計画、生産計画及び調達計画が立案されます。ものづくりのスタートは受注でなく、あくまでも販売計画に基づくべきのようです。
p.2 月次の大日程計画は、事業計画・予算に基づいて作成されますが、計画ローリングにより、事業計画・予算に合うように随時調整されます。この大日程計画を基に、週次の中日程計画は、ブレーキやアクセルを随時かけていくことになります。
p.3 中日程計画をさらに小日程計画のように、具体的に組立部品や設備に配分して日程を決めていきます。設備a、設備b、設備cの累積稼働時間より、時間配分を調整したガントチャートを作成します。
p.4 生産管理の2本目の柱は、指図です。 生産計画から指図書や購買指図書を作成しますが、その間に資材所要量計画MRPを作成します。
p.5 生産管理の3本目の柱は、実績収集です。現場管理あるいは生産管理の視点でみた場合の主要業績管理指標(KPI: Key Performance Indicator)の項目を列挙しておきます。あるいは、資材倉庫、生産及び完成品在庫の観点で、実績収集するのがよいと思います。
p.6 見込み生産の場合は、在庫品を受注者に引当てていきますが、早い者勝ちにすると、引当てできなかった顧客が離れてしまう可能性があります。その場合、供給配分を実施し、バックオーダー管理により、早く穴埋めする努力が必要になります。