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香りでコミュニケーション

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桜が満開になっていますが、それほど匂いは感じられませんね。本日は、「かおりの生態学」(著者:塩尻かおり 発行所:共立出版)を紹介します。著者は、名前が「かおり」なので「香り」を研究するキッカケになったようです。以前「薬よもやま話 -植物の知恵-」で柳やたばこが害虫から身をまもるために化学物質を生成し、人間が薬として応用している話を取り上げました。 上述の本では、匂いが到達する距離、匂いの濃度、匂い持続時間、匂い効果時間など、より深く研究されています。到達距離は種類にもよりますが、数十cmからブナに至っては7~8m程にも届くようです。 匂いを発してから数日は効果が期待できるようです。この匂いは、自分だけでなく周囲の仲間に伝達するコミュニケーションの働きも有しています。 虫に葉を食べられた際に匂いを発すると、周囲の仲間はフェノールタンニンなど生成して防虫対応をするようです。 ミント防虫作用を有していますが、ミントのそばに植えた大豆にも防虫反応が生じるようです。ミントのような植物を共生させれば、有機栽培に適しているのだと思います。植物間のコミュニケーションについては「植物のコミュニケーション法は?」でも取り上げました。植物は動けない代わりに、化学物質によりコミュニケーションを図っています。誰がこのようなシステムを創造しているのでしょうか?

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